Blog 【正答率50%以下】下肢のスポーツ傷害の知識不足[テスト有り] 医療従事者の知識は科学的に支持されているものに限らず、伝統的に言われてきたことをただ信じているだけなことは珍しくありません。 以下の問題に答えてみてください。 ※答えは問題文を全て載せた後に掲載します。 配点と合格点 この問題はWeismanらが作成しました。 1問あたり10点の100点満点で、「0 = 知識がなし」か... 2023年6月1日
Blog デスクワーカーの腰痛に最適な運動療法 ここで紹介する腰痛のエクササイズはほとんど推奨しているのを見たことがない種類のエクササイズでありながら、臨床的に使いやすく、私自身デスクワーク中の腰痛に悩んでいる患者さんにはほとんどのケースで推奨しているものになります。 はじめに 腰痛に対する運動は腰痛の臨床ガイドラインでも第一選択肢として推奨されているスタンダードな... 2023年6月1日
Blog 医療現場でのポジティブなコミュニケーションの重要性 ポジティブさの影響 臨床成績が単に医学的知識や医学的スキルによって決定されるわけではないことを示唆するいくつかの証拠はこれまで紹介してきました。 これらの記事を参照してください これらを参照すると臨床成績に寄与する可能性のある因子には安心感や期待があります。 とはいえ、症状の複雑さを考慮すると、より多くの因子が臨床成績... 2023年5月28日
Blog 五十肩は肩関節周囲炎や癒着性関節包炎ではなく拘縮肩と呼ぼう! 本邦では五十肩(50-year old shoulder)として広く知られている疾患は日本語でも英語でも表記揺れがあります。 五十肩は医学用語ではなく、医学用語の同義語または類義語としては凍結肩・拘縮肩・肩関節周囲炎・癒着性肩関節包炎がよく用いられています。 英語ではAdhesive capsulitisとFrozen... 2023年5月12日
Blog 梨状筋と坐骨神経の関係【誤解も含めて】 梨状筋部の走行 梨状筋はよく坐骨神経絞扼の原因として挙げられています。 これを梨状筋症候群(Piriformis syndrome)といいます(坐骨神経痛とは異なります)。 この梨状筋と坐骨神経の関係においてしばしば挙げられる構造は、坐骨神経の解剖学的バリエーションです。 梨状筋を通過する際の坐骨神経のバリエーションは... 2023年5月3日
Blog 梨状筋を最大限伸張する肢位 梨状筋の基礎解剖 梨状筋は深臀部にある三角形の筋です。 起始はばらつきがありますが、主に仙骨前面(S2とS4の間)と下後腸骨棘付近に付着しています。 停止部は大腿骨の大転子です。 支配神経は仙骨神経叢のS1-S2です。 主な作用には股関節外旋、外転と大腿骨頭の安定化作用があります。 梨状筋のストレッチ 梨状筋のストレッ... 2023年5月3日
Blog 「腰痛の発症はいつからですか?」と聞いてはならない理由 発症時期の矛盾 腰痛患者に対する医療面接で過去の腰痛や腰痛の経過について聞くことは、予後の予測やこれまで受けてきた治療への反応とそれに伴う治療計画の作成、過去の腰痛との共通点や違いによる病態把握など重要なことです。 腰痛の経過について聞くことの大事さは以下の参照して下さい。 その中で「腰痛がいつ発症したか」はほとんどの... 2023年4月29日
Blog 患者の好みは治療後の改善報告に影響する 患者の価値観と好み EBMでは「患者の価値観と好み」を含めることが推奨されています。 医療者は自分が信じている治療や効果が示されている治療を勧めたいと思うのは自然な感情ですが、それが患者さんにとっては不快なもの、受けたくないものだったり、他にもっと自分にあった治療がある、勧められた治療には効果がないと考えているケースが... 2023年4月26日
Blog 腰痛の痛みがすぐに改善するということは腰痛の痛みがすぐになくなるということではない 急性腰痛は治療の種類に関係なく、治療してもしなくても通常最初の6-13週間で急激に緩和します。 (下図は経過の例) 歴史的にも腰痛の90%は 1か月以内に解消すると広く信じられています。 それから疼痛緩和は鈍化します。 ここで2つの誤解と1つの疑問が生まれます。 誤解1:急性腰痛は早く治る Croftらは腰痛患者に対し... 2023年4月25日
Blog 腰痛において安心感は従来の生物学的治療効果を超える可能性がある 前回、誰でもできる簡単な介入は高度で専門的な介入に劣らないことを説明しました。 こちらの記事を参照してください。 前回の復習を少ししておくと、これまで生物医学モデルは慢性腰痛に対してより専門的で、より行動な治療を数百と開発してきましたが、そのほとんどは成功していません。ほとんどの治療は短期的効果があるかも知れませんが、... 2023年4月24日