論文の表を箇条書きに変換する でかい表は見づらい 論文において表は頻繁に使用されています。 表はデータを整理し、視覚的に見やすく比較しやすい形式であり、複雑なデータを構造化して表示するのに適しています。 列や行を使って異なるカテゴリーや変数を区別でき、デジタル上では簡単にソート、フィルタリング、計算ができます。 一方で...
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2つ質問をしてみます。 問1. 以下のに当てはまる足関節の動作の名称は? 問2. 問1の答えは周りの医療従事者と一致しますか? これまで日本語英語関わらず、足関節の「外がえしと内がえし」「回外と回内」が混同されている問題がありました。 この混同は医療従事者間のコミュニケーションをしばしば混乱させ、文献の読解を難儀させる...
非特異的腰痛は使用すべきではない? 臨床で出会うほとんどの腰痛は非特異的腰痛に分類されます。 非特異的腰痛とは「認識可能な既知の特異的病態に起因しない状態」であり、椎間板性腰痛・椎間関節性腰痛・筋筋膜性腰痛・仙腸関節性腰痛などの機械的原因と考えられる腰痛も含みます。感染症・腫瘍・骨折・炎症性プロセス・神経根症などは「特...
新たな慢性腰痛ガイドライン 2023年12月7日に世界保健機関(WHO:World Health Organization)は「WHOが慢性腰痛に関するガイドラインを発表(直訳)」という記事を出しました。 この記事によると「WHOは、プライマリ・ケアやコミュニティ・ケアにおける慢性腰痛の管理に関する初のガイドラインを発...
本邦で腰痛治療のガイドラインを参照しようとする場合、2021年に発行された「理学療法ガイドライン」と2019年発行の「腰痛診療ガイドライン」、2021年発行の「慢性疼痛診療ガイドライン」が利用できます。 ガイドライン間の違いを把握することで、ガイドラインの全体像と各条件での違いを把握しやすくなるため、ここでは3つのガイ...
腰痛の誤解と事実について2020年にBMJで公開された腰痛に関するエディトリアルに「Back to basics: 10 facts every person should know about back pain(基本に戻る:腰痛についてすべての人が知っておくべき10の事実)」、同じく2020年にJPHC(Journ...
「論文を画像一覧で見てみたいなぁ」 「何かの論文に載っていた画像探してるけどどの論文だったかなぁ」 なんてことを日頃から思うことが多かったので、画像一覧で論文を検索できる仕組みを作ってみました。 使い方 使い方はシンプルでこんな感じで検索エンジンみたいなのがあるのでここに調べたい単語を入力して検索かPCならEnterを...
Impingementを再考する 臨床現場にいると、何らかの腱板関連疾患等に対して「肩関節インピンジメント症候群」というラベリングがなされている患者に遭遇する機会がしばしばあります。 それらの患者を担当する際に、現在の日本ではNeerの古典的なインピンジメント理論に基づいた臨床推論や介入が多く行われているように感じます...