Blog 誰でもできる簡単な介入は高度で専門的な介入に劣らない 高度で専門的な介入への依存 しばしば自然経過以上の腰痛緩和を引き起こすには医学的な介入が必要だと考えられています。 そのために解剖学や生体力学、運動学、徒手療法、運動療法、心理療法、痛み学などを学び臨床家は試行錯誤します。 臨床的な好奇心として医療者が持っているものの1つは「何が最も効果的なのか」だと思います。 そして... 2023年4月23日
Blog 慢性疼痛の疼痛評価における時間的課題 臨床において慢性疼痛が誤って急性疼痛のように扱われていると感じることがある1つの例は疼痛強度の評価です。 「今の痛みの強さはどのくらいですか?」 慢性疼痛の痛みの評価をいつの時点またはいつの期間で行えば良いかは、最適解がわかっていない臨床上の課題です。 その中で現在の疼痛強度を聞くというのは、何が意図があってのことなの... 2023年4月22日
Blog 慢性疼痛治療における最大の課題 最大の課題 John David Loeserは「病因不明の慢性疼痛(pain of unknown etiology)」であったとしても、人によって診断が違うことを問題視していました。診断はその医療者が使用する免許(カイロプラクティックやオステオパシーなど)が用いる治療法の種類を正当化するものとなっていました。 複数... 2023年4月20日
Blog 腰痛の評価は点ではなく線でしたい 腰痛評価はより良くできるかも知れない 医療面接では、主に現時点の腰痛について聞かれます(現病歴)。もちろん過去に腰痛があったか聞く人も沢山います。腰痛のエピソード回数は腰痛の予後因子であるため、治りやすいか治りにくいかの判断材料になります。 このような聴取は患者の腰痛を点で探っているように見えます。 どういうことか理解... 2023年4月17日
Blog 徒手療法におけるプラセボはもっと受け入れられるべきか? 腰痛における徒手療法に対する認識は医療従事者間でかなり大きな差があります。 中には「徒手療法やる意味ない」という人もいれば、必ず腰痛に徒手療法を使用し徒手療法で慢性腰痛は治せるという人までいます。 基本的にほとんどの慢性腰痛ガイドラインでは「徒手療法を補助として検討できる」としています。 このようなグラデーションの中で... 2023年4月10日
Blog 「マッサージを受けにきたんです」思うように治療を勧められない時の医療面接。モンスターペイシェント? モンスターペイシェント? Twitterで「モンスターペイシェント」という言葉が少し話題になっていました。この語は理不尽なクレームや要望をしてくる患者に使われます。 臨床では「推奨した運動をしてもらえないのに治らないと文句を言う」「マッサージだけを受けにきていて治療は受けてくれない」患者に対してそう感じてしまうことは仕... 2023年4月8日
Blog 慢性腰痛に対して過度な徒手療法依存してしまった人への医療面接 腰痛治療において運動はよく推奨されている治療の一つです。臨床において苦労するのは運動を推奨した後、患者が実際に運動を遵守することです。運動は運動を習慣的におこなっていない人にとっては日常的に行うのが難しく、時に苦痛です。 さらに難しいのは、慢性腰痛において過度な徒手療法に依存してしまった人へ運動を遵守してもらうことです... 2023年4月5日
雑記 座りながらできる広背筋のストレッチ Elbow Pull 人体において最も大きな筋である広背筋は,腰部から上腕に至るまで伸びており,上腕の運動や呼吸の補助に関わるだけでなく、姿勢にも影響するとされています.一定の証拠は存在しませんが,広背筋が上腕の屈曲,外旋,外転を制限する可能性があると考えられる一方で,広背筋の伸張性が低下することが腰痛の原因になる可能性もあります.そのため... 2023年3月1日
雑記 広背筋のストレッチ「Child’s Pose」 広背筋は人体で最も大きな筋であり,腰部から上腕まで伸びるため上腕の動作や呼吸補助だけでなく,姿勢にも影響すると考える人もいます. 明らかな証拠はないものの,広背筋は上腕の屈曲,外旋,外転を制限する可能性や広背筋の伸張性が低下することで腰痛の因子になると考えられています。そのため広背筋のストレッチはこれらの問題を解決する... 2023年3月1日
雑記 広背筋の起始停止から考える肩関節前方脱臼予防 広背筋(Latissimus Dorsi Muscle)は人体で最も大きな筋で,背部下部のほとんどを占め上腕まで伸びています.主に上肢に作用し,呼吸補助筋ともされています.しかし広背筋の作用に関する研究は少なく,基本的に付着部と走行から作用が予想されています. 広背筋の作用とその影響をより深く理解するためには広背筋の起... 2023年3月1日