長かったというか待ちわびたというか、去年2019年に痛みの定義が代わりますよーって話は当ブログでもしてましたが、それは痛みの案が発表されただけであって、実際どうなるのかはまだわかりませんでした。

参考文献:https://www.iasp-pain.org/PublicationsNews/NewsDetail.aspx?ItemNumber=9218&navItemNumber=643

因みに従来の痛みの定義は何だったかのかというと、

An unpleasant sensory and emotional experience associated with actual or potential tissue damage or described in terms of such damage.(実際の、または潜在的な組織損傷に関連する、またはそのような損傷の観点から記述される不快な感覚的および感情的経験。)

です。

また2019年に発表された痛みの定義の”案”は

An aversive sensory and emotional experience typically caused by or resembling that caused by actual or potential tissue injury.(実際の、または潜在的な組織の損傷に起因する、または起因するものと類似した嫌悪性の感覚的および感情的経験。)

でした。

これには案を変える必要はあるの?という批判もありましたが、

遂に新たな定義がPAINで発表されました。(2020年5月)全文無料で見ることができます↓

An unpleasant sensory and emotional experience associated with, or
resembling that associated with, actual or potential tissue damage.
(実際の組織または潜在的な組織の損傷に関連した、またはそれに類似した不快な感覚および感情的な経験。)

またnoteとしてこんなことが書かれています。

  • 痛みは常に個人的な経験であり、生物学的、心理学的、社会的要因によって程度の差こそあれ影響を受けます。
  • 痛みと侵害受容は異なる現象です。痛みは感覚ニューロンの活動だけから推測することはできません。
  • 個人は人生経験を通して痛みの概念を学びます。
  • 痛みは通常、適応的な役割を果たしていますが、機能や社会的・心理的な幸福に悪影響を及ぼす可能性があります。
  • 言葉による説明は、痛みを表現するためのいくつかの行動のうちの一つにすぎず、コミュニケーションができないからといって、人間や非人間の動物が痛みを経験する可能性を否定するものではありません。

参考文献:APA Raja, Srinivasa N.a,*; Carr, Daniel B.b; Cohen, Miltonc; Finnerup, Nanna B.d,e; Flor, Hertaf; Gibson, Stepheng; Keefe, Francis J.h; Mogil, Jeffrey S.i; Ringkamp, Matthiasj; Sluka, Kathleen A.k; Song, Xue-Junl; Stevens, Bonniem; Sullivan, Mark D.n; Tutelman, Perri R.o; Ushida, Takahirop; Vader, Kyleq The revised International Association for the Study of Pain definition of pain, PAIN: May 23, 2020 - Volume Articles in Press - Issue -
doi: 10.1097/j.pain.0000000000001939

 

 

-note記事まとめ-

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