白タム(学生)
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タム
環椎後頭関節の英語表記は"Atlantooccipital joint"で、"AOjt"と略されます。
また分かりやすい表記としてOcc-C1と略されることもあります。

環椎後頭関節の構成

[環椎後頭関節]

環椎後頭関節の運動学

タム
環椎後頭関節がつくる主な動きは屈曲(flexion)と伸展(extension)です。
また小さな側屈と回旋可能です。

環椎後頭関節の屈曲

タム
環椎後頭関節における屈曲伸展の総正常可動域は14°~35°と言われています[Mercer SR et al.,2001]。
屈曲伸展の制限因子は、屈曲:後頸部筋の緊張、下顎部の組織の咽頭への衝突

伸展:後頭部での後頭下筋(suboccipital muscles)の圧迫

臨床的には正常な可動域には大きなばらつきがあるため、どれだけの可動域を示したときに何を正常とみなし、何を異常とみなすかは不明瞭です。
屈曲伸展が環椎後頭関節の主な動作ですが、その他の動きでは頭部と環椎はほとんどおなじユニットとして働きます。

環椎後頭関節の回旋

軸回旋(Axial rotation)は、対側の後頭顆の前方移動と、同側の後頭顆の後方移動です。基本的には関節窩の前壁と後壁や関節包、翼状靱帯(alar ligament)によって可動域が制限されており、可動域はかなり小さい(0~7°程度)です[Mercer SR et al.,2001]。

環椎後頭関節の側屈

側屈の総可動域は3.9~11.0度と報告されています。[Mercer SR et al.,2001]。

参考文献

・Mercer SR, Bogduk N. Joints of the cervical vertebral column. J Orthop Sports Phys Ther. 2001 Apr;31(4):174-82; discussion 183. doi: 10.2519/jospt.2001.31.4.174. PMID: 11324871.

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