タム
今回は頸椎(Cervical Spine)の基本的な概論を復習しましょうか
タム
頸椎は脊柱の一部ですね。
脊柱は33~34個の椎骨が椎間板によって互いに連結されて、頚椎、胸椎、腰椎、仙椎、尾椎の5つの部分に分けられますが、頸椎はその1つになります。
頸椎を構成する椎骨はいくつありますか?
脊柱は33~34個の椎骨が椎間板によって互いに連結されて、頚椎、胸椎、腰椎、仙椎、尾椎の5つの部分に分けられますが、頸椎はその1つになります。
頸椎を構成する椎骨はいくつありますか?
白タム(学生)
頸椎は7個の椎骨で構成されています。
タム
そうですね。
これらはまとまったユニットとして生理的弯曲を持っており、一般的には頸椎と腰椎が前弯、胸椎と仙骨の後弯しているとされています。
頸椎は約36°の前弯を持っています。
この弯曲によって軸方向の圧縮ストレスに対する抵抗力が大幅に増加します。
これらはまとまったユニットとして生理的弯曲を持っており、一般的には頸椎と腰椎が前弯、胸椎と仙骨の後弯しているとされています。
頸椎は約36°の前弯を持っています。
この弯曲によって軸方向の圧縮ストレスに対する抵抗力が大幅に増加します。
タム
頚椎C1-C7の長さは、女性で15-16cm、男性で18-19cm程度です、
このうち1/4は椎間板の厚さです。
このうち1/4は椎間板の厚さです。
頸椎の役割
タム
頸椎の基本的な役割は頭部を支え、同時に大きな動きを可能にし、脊髄の上部、椎骨動脈、頚腕神経叢を保護しています。
頸椎の分類
頸椎は特徴の違いから上部頸椎(Superior Cervical Spine)と下部頸椎(Inferior Cervical Spine)に分けられます。
上部頸椎:C1-C2
下部頸椎:C3-C7
上部頸椎:C1-C2
下部頸椎:C3-C7
[頸椎後方から見た図] [頸椎外方から見た図] [頸椎前方から見た図]
[頸椎下方から見た図]
[頸椎上方から見た図]
頸椎はC4あたりが真ん中の印象があるんですが、C2/C3で分けるんですね。
タム
上部頸椎は第一頸椎(C1)と第二頸椎(C2)で構成されますが、これらはそれぞれatlas,axisという別名を持っています。
[上部頸椎下方から見た図]
[上位頸椎側方から見た図]
[上位頸椎後方から見た図]
[上位頸椎上方から見た図]
[上位頸椎前方から見た図]
下部頸椎はC3-C7で構成されますが、それぞれが異なる形態的特徴を持ち、互いに類似しています。
C7は隆椎とも呼ばれ、棘突起は長く、二股に分かれておらず、触診が容易であり、胸椎との胸郭の重要な目安です。
第7頸椎にはより小さな横突孔があり静脈のみが通過します。
第6頸椎は、横突起の前結節(Chassaignac's tubercle/シャサイニャック結節)が発達しています。
C7は隆椎とも呼ばれ、棘突起は長く、二股に分かれておらず、触診が容易であり、胸椎との胸郭の重要な目安です。
第7頸椎にはより小さな横突孔があり静脈のみが通過します。
第6頸椎は、横突起の前結節(Chassaignac's tubercle/シャサイニャック結節)が発達しています。
[下部頸椎:外方から見た図]
[下部頸椎:後方から見た図]
[下部頸椎:上方から見た図]
[下部頸椎:前方から見た図]
[下部頸椎:下方から見た図]
しばしば頚椎を1つの器官として扱われますが(可動域検査など)、頚椎は7つのセグメントで構成されており、このセグメントは同型ではなく、脊椎の全機能に均等に貢献しているわけではありません。
例えば、首の全可動域は、各セグメントの可動域の算術的な合計ではありません。
そのため頸椎の動作を理解するためには各セグメントを理解する必要があります。
例えば、首の全可動域は、各セグメントの可動域の算術的な合計ではありません。
そのため頸椎の動作を理解するためには各セグメントを理解する必要があります。