タム
今回は肩関節滑液包の基礎解剖の復習をしましょうか
白タム(学生)
よろしくお願いします。
タム
まず前提として滑液包は何のためにあるのでしょうか?
白タム(学生)
ん〜。名前の通り、滑りを良くするためですかね?
タム
そうですね。
滑液包は、軟部組織の層間のスムーズな動きを促進します。
例えば筋と筋の間、腱と骨や靭帯の間などの摩擦の増加が発生する可能性のある領域にあると考えられています。
臨床的には滑液包が炎症を起こしたり、痛みを引き起こすことがあるため必要な知識です。
滑液包は、軟部組織の層間のスムーズな動きを促進します。
例えば筋と筋の間、腱と骨や靭帯の間などの摩擦の増加が発生する可能性のある領域にあると考えられています。
臨床的には滑液包が炎症を起こしたり、痛みを引き起こすことがあるため必要な知識です。
肩関節滑液包の種類
タム
肩関節滑液包として(または肩甲帯の滑液包として)
・肩峰下滑液包(SAB:Subacromial bursa)
・肩甲下滑液包(Subscapular bursa)
・Infraserratus bursa(またはScapulothoracic bursa)
・Supraserratus bursa(またはSubscapularis bursa)
・Scapular minor bursae
・Trapezoid bursae
・烏口腕筋の滑液包(CBB:Coracobrachial bursa)
・SDB:Subdeltoid bursa
・SCB:subcoracoid bursa
などがあります[Kennedy MS et al.,2017][Merolla G e al.,2013][Gaskill T et al.,2013]。
(同じ組織に複数の名称がつけられていたり、個人差もあり複雑です)
・肩峰下滑液包(SAB:Subacromial bursa)
・肩甲下滑液包(Subscapular bursa)
・Infraserratus bursa(またはScapulothoracic bursa)
・Supraserratus bursa(またはSubscapularis bursa)
・Scapular minor bursae
・Trapezoid bursae
・烏口腕筋の滑液包(CBB:Coracobrachial bursa)
・SDB:Subdeltoid bursa
・SCB:subcoracoid bursa
などがあります[Kennedy MS et al.,2017][Merolla G e al.,2013][Gaskill T et al.,2013]。
(同じ組織に複数の名称がつけられていたり、個人差もあり複雑です)
タム
肩峰下滑液包(SAB:Subacromial bursa)は肩峰下、三角筋の深部に位置し、肩峰の前外側がSABの中心であるというのが一般的な見解です。
上部では肩峰の下面で外側縁の前2/3に付着し、付着部面積は楕円形で平均3.9cm^2です。
下部では棘上筋を覆い付着しています。前方は肩甲下筋停止部、結節間溝上面、上腕二頭筋長頭腱鞘、時に小結節に付着し、後方では棘下筋腱が関与している可能性があり、外側では大結節に付着します。
SABの炎症は通常、痛みを伴い、肩の動き、特に挙上と内旋が制限されます。
SDB(Subdeltoid bursa)は上腕骨頭の上面から約4cmのところにあり、SABと連続した構造です。
上部では肩峰の下面で外側縁の前2/3に付着し、付着部面積は楕円形で平均3.9cm^2です。
下部では棘上筋を覆い付着しています。前方は肩甲下筋停止部、結節間溝上面、上腕二頭筋長頭腱鞘、時に小結節に付着し、後方では棘下筋腱が関与している可能性があり、外側では大結節に付着します。
SABの炎症は通常、痛みを伴い、肩の動き、特に挙上と内旋が制限されます。
SDB(Subdeltoid bursa)は上腕骨頭の上面から約4cmのところにあり、SABと連続した構造です。
タム
Infraserratus bursa(またはScapulothoracic bursa)は前鋸筋と胸壁の間にある滑液包です。
Supraserratus bursa(またはSubscapularis bursa)は肩甲下筋と前鋸筋の間にある滑液包です。
Trapezoid bursaeは僧帽筋と肩甲棘の内側基部の間にある滑液包です。
Supraserratus bursa(またはSubscapularis bursa)は肩甲下筋と前鋸筋の間にある滑液包です。
Trapezoid bursaeは僧帽筋と肩甲棘の内側基部の間にある滑液包です。
タム
SCBは肩甲下筋と烏口突起の付け根の間に位置しています。
CBBは烏口突起の先端と烏口腕筋と上腕二頭筋短頭腱の下にあります。
CBBとSCBは烏口下インピンジメントに関与している可能性があります。
SSBは肩甲下筋腱く横たわっています。
CBBは烏口突起の先端と烏口腕筋と上腕二頭筋短頭腱の下にあります。
CBBとSCBは烏口下インピンジメントに関与している可能性があります。
SSBは肩甲下筋腱く横たわっています。
参考文献
・Kennedy MS, Nicholson HD, Woodley SJ. Clinical anatomy of the subacromial and related shoulder bursae: A review of the literature. Clin Anat. 2017 Mar;30(2):213-226. doi: 10.1002/ca.22823. Epub 2017 Feb 9. PMID: 28033656.
・Merolla G, Cerciello S, Paladini P, Porcellini G. Snapping scapula syndrome: current concepts review in conservative and surgical treatment. Muscles Ligaments Tendons J. 2013 Jul 9;3(2):80-90. doi: 10.11138/mltj/2013.3.2.080. PMID: 23888290; PMCID: PMC3711706.
・Gaskill T, Millett PJ. Snapping scapula syndrome: diagnosis and management. J Am Acad Orthop Surg. 2013 Apr;21(4):214-24. doi: 10.5435/JAAOS-21-04-214. PMID: 23545727.
・Merolla G, Cerciello S, Paladini P, Porcellini G. Snapping scapula syndrome: current concepts review in conservative and surgical treatment. Muscles Ligaments Tendons J. 2013 Jul 9;3(2):80-90. doi: 10.11138/mltj/2013.3.2.080. PMID: 23888290; PMCID: PMC3711706.
・Gaskill T, Millett PJ. Snapping scapula syndrome: diagnosis and management. J Am Acad Orthop Surg. 2013 Apr;21(4):214-24. doi: 10.5435/JAAOS-21-04-214. PMID: 23545727.