彼が退職したときに「あの人は多くの人を救ってきた」と言われていました。
そうかもしれません。しかし彼が生涯行なっていた治療は決してコンセンサスが得られ、どこかで推奨されていたものではありませんでした。
彼が生涯をかけて意味のない、または害のある治療をしてきた可能性を考えることに私は恐怖を覚えましいた。
これを自分に当てはめたとき、自分の治療を永遠と疑い続けようという思いが強くなりました。
情報への関心
COVID-19をきっかけに誤情報への警戒がさらに高まりました。
これに伴ってWHOは最近の誤った情報の爆発的増加をインフォデミック(Infodemic)と呼びました。
インフォデミックは情報(Information)とエピデミック(Epidemic:疫病などで明らかに正常な数値を超えた症例が地域や社会で発生していること)の造語で、「ネットで噂やデマも含めて大量の情報が氾濫し、現実社会に影響を及ぼす現象」を意味しています。
COVID-19でより注目されましたが、誤った情報や偽情報はCOVID-19以前から問題視されていたことであり、特に医療業界では健康に害を及ぼす可能性から強く問題視されています。
例えば似非医学でよく使われる自己の正当化の方法を知っていれば自分がそれを使ってしまったときに気づくことができます。
一般的に浸透しているエセ科学と形而上の存在
UFO、星占い、血液型性格診断、幽霊、ESPなど科学とは言い難いものは日常に溢れています。
われわれは生まれながらにこのようなものに触れ、慣れています。
このような話題は、会話に組み込まれることは珍しくありません。
歴史的にみれば、呪術や(雨乞いなどの)儀式のようなものは、実際に信じられており、現代人からみれば、「おかしいことを行っている」と思うことが信じられていました。
これは現代でも同じことが言えるかも知れません。
未来の人から見ればなぜ現代人は星占いなどを信じており、毎日ニュース番組で占いが流れていたのかと疑問に思うかも知れません。
なんにせよ我々はよくわからないものをオープンマインドで受け入れることは日常です。
そのため科学的なものとそうでないものの境界は曖昧になっています。
曖昧であるが故、情報の判断基準も曖昧になってしまいます。
ここでは、批判的思考や論理的思考、情報の取得方法ではなく、代替医療の性質を学習し、暑さ知ることで寒さを理解します。
※情報の効率的な取得方法はこちらから