ハムストリングス筋
ハムストリングス複合体は大腿二頭筋、半膜様筋、半腱様筋で構成され、主な機能は、膝の屈曲、股関節の伸展、下肢のわずかな外転です。
ハムストリングス複合体としての活動のほとんどはエキセントリック収縮です。
歩行サイクルではハムストリングスは遊脚期に主な役割を果たします。
ハムストリングスは収縮することで股関節の伸展を調整し、膝の過度な伸展を防ぎます。
遊脚終期では、かなりの量のエネルギー吸収も行っています[ref][ref]。
またハムストリングスは大腿四頭筋の拮抗筋で共働収縮することで、下肢のバランスが保たれます。
ハムストリングスは前十字靭帯と共に働き、膝伸展時の脛骨の前方移動を減速させます[ref]。
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