目次
中斜角筋(Middle scalene muscle)
斜角筋には前斜角筋・中斜角筋・後斜角筋があります。
起始(Origin)
C2-C7椎骨横突起の後結節
(posterior tubercles of transverse processes)
停止(Insertion)
第一肋骨上縁
支配神経(Innervation)
C3-C8脊髄神経前枝
(Anterior rami)
栄養血管(Innervation)
下甲状腺動脈から分枝した上行頚動脈
(Ascending cervical artery)
大動脈弓→鎖骨下動脈→甲状頚動脈→上行頚動脈
甲状頚動脈(Thyrocervical trunk)
前斜角筋に隣接し、鎖骨下動脈前上壁、椎骨動脈の外側から分枝します。
下甲状腺動脈(inferior thyroid artery)、頸横動脈 (transverse cervical artery)、上行頚動脈 (ascending cervical artery)、肩甲上動脈(Suprascapular artery)を出します。
上行頚動脈(Ascending cervical artery)
上行頚動脈は頸椎の前方を上行する過程で隣接する筋(斜角筋群)を栄養し、椎間孔を通って脊柱管に入り脊椎周辺の構造も栄養します。
作用(Action)
同側側屈、第一肋骨の挙上
斜角筋三角(Scalene triangle)
斜角筋隙(Scalene space)
斜角筋三角は前斜角筋・中斜角筋・第1肋骨で構成される間隙を指します。
鎖骨下動脈と腕神経叢が通過し、鎖骨下静脈通過しません。
胸郭出口症候群の内の斜角筋症候群の原因になると考えられています。
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