肩鎖関節(Acromioclavicular joint)

肩鎖関節は鎖骨の遠位端(肩峰端)と肩甲骨の肩峰、関節半月と薄い関節包、それを補強する靭帯で構成されています。

肩峰の関節面は(鎖骨の関節面に対して)前内側に向いており、形状は凹面で、鎖骨の関節面は凸面です。

肩鎖関節関節面の面積は9 mm(縦)×19 mm(前後)と小さいですが、上腕骨から伝わる圧縮負荷がかかるのでストレスが大きくなります[ref]。

肩鎖関節周囲の代表的な軟部組織には、
静的安定化機構としての肩鎖靭帯、烏口鎖骨靭帯、烏口肩峰靭帯
動的安定化機構としての三角筋と僧帽筋があります。

肩鎖関節の栄養血管は
・肩甲上動脈(suprascapular artery)
・胸肩峰動脈(thoracoacromial artery)
です。

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