ローテーターカフは肩甲骨の筋群で構成され肩関節の動きと安定性に重要な役割を果たしている.
名称 | ローテーターカフ |
英語表記 | Rotator Cuff |
略称 | RC |
ラテン語 | Musculi rotatorii |
作用 | 肩関節の安定化と動きの補助 |
備考 | ローテーターカフは肩関節の運動において非常に重要な役割を担っており,特に外転や外旋,内旋などの動きを助けると共に,関節の安定性を保つ. |
ローテーターカフの起始・停止
起始 | 肩甲骨の各部位から |
停止 | 上腕骨の大結節,小結節 |
ローテーターカフは肩甲骨から上腕骨にかけて,4つの主要な筋(棘上筋,棘下筋,小円筋,肩甲下筋)によって構成され,それぞれが肩関節の安定化や運動に重要な役割を果たす.各筋は肩甲骨の異なる部位から起始し,上腕骨の異なる部位に停止して肩関節の動きや安定性を補助する.
ローテーターカフの支配神経
支配神経 | 肩甲上神経,腋窩神経,肩甲下神経 |
ローテーターカフの各筋は異なる神経によって支配されており,主に肩甲上神経と腋窩神経,肩甲下神経が関与する.
ローテーターカフの作用
作用 | 肩関節の外転,外旋,内旋,上腕骨頭の安定化 |
これらの筋は肩関節の動きが円滑に行われるように,上腕骨頭を関節窩に安定させる役割も担っている.ローテーターカフの筋は肩関節を安定させるだけでなく,肩関節の動きにも重要な役割を果たす.特に,外転,内旋,外旋などが挙げられる.