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言語バイアス(language bias)


論文の91%は英語でできています(pubmedにおいて)。

残りの9%は英語以外の言語(中国語など)です。

つまり日本語で情報収集するということは全体のごく一部の情報を見ていることになります。

こうして偏った言語で情報を集めることで偏った知識を得ることを言語バイアス(language bias)といいます。

しかし引用論文のURLをみると…

jstage

jstage

jstage

jstage

jstage

jstage

jstage

jstage…

 

jstageの文字だらけのことがあります。

※jstageは「医学、薬学系のジャーナル、および工学系のジャーナルを中心に、自然科学、および関連する人文科学、社会科学分野の雑誌を、収録している。使用言語別で見ると、38%が欧文で書かれた雑誌(欧文誌)、19%が日本語で書かれた雑誌(和文誌)、残りの43%が和欧混載誌となっている。」Wikipediaより

 

別にjstageが悪いわけではありません

引用の割合にjstageが多いことが問題です。

その時点で英語で情報を集めていないことが予想でき、つまりjstageに掲載された論文内容とは相反する内容の論文の見逃しに気づくことができません。

しかもjstageの論文の大半は無料の論文です。

つまり数ある論文の中から、数少ない日本語で、その日本語論文の中から無料のものだけを抜粋していることになります。

これを図にすると↓のようになります。(水色の部分)

言語バイアス以上のバイアスがかかることが分かります。

医学の公用語は英語です。

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