1つのタブでコピー→DeepL翻訳→要約まで完結させる拡張機能

DeepL翻訳を使ってて困ること

DeepLはみらい翻訳と並んで最も優れた翻訳ツールの一つです。
DeepLはブラウザの他、アプリ、chromeの拡張機能を無料で提供しており、様々な活用方法があります。文章を翻訳する際には、アプリケーションのショートカットキーによって選択した文章をアプリで翻訳してくれる機能や、コピーできない文章をOCRによって読み取る機能、ブラウザで選択した文章を翻訳する拡張機能があり、また公式ではない拡張機能として、選択した文章の不要な改行を消して綺麗な形でDeepL翻訳してくれる拡張機能なんかもあります。

このようにDeepL翻訳自体は非常に優れているのですが、不便さを感じる場面もあります。
DeepLを使って翻訳する際には、翻訳した内容をメモしてまとめる作業を行う人も多いかと思います。DeepLは文章を翻訳するまでは1つのブラウザの1つのタブ内で完結することができますが、複数の文章を翻訳して、まとめて、翻訳して、まとめてを繰り返す際にはタブ間やタブとアプリ間などを何度も行き来することになります。

そこで1つのタブ内で翻訳したい①文章の選択②DeepL翻訳③まとめ作業の繰り返し(①②③①②③....)を何度も行えれば、最終的にまとめた文章を任意の場所に1度保存するだけで済みます。
これができればタブ間やタブとアプリ間の行き来は不要になります。

今回はこれができるようになる拡張機能を紹介します。

DeepL+grt memo

ここでは2つの拡張機能を使用します。1つはDeepL公式の拡張機能である「DeepL翻訳」、もう一つは「grt memo」です。どちらも追加したいページ(↑のリンクを押せば新たなタブで表示されます)を開いて「chromeに追加」を押すだけで使用できます。

DeepL翻訳

拡張機能の「DeepL翻訳」はブラウザ内の文章を選択すれば、タブを移動せずに翻訳できます。選択した文章を右クリックする必要もなく、選択した時点で翻訳するアイコンが出てくるため余計な手間が無くすぐに翻訳できます(下図参照)。

この図のように文章を選択しただけで、DeepLのアイコンが出てきて、このアイコンをクリックするか、ショートカットキーを入力することで翻訳されます。この拡張機能は新たにDeepLのサイトを開くことなく、翻訳したい文章があるタブ内で完結します。

しかしこれだけでは翻訳しただけで、まとめ作業ができません。

grt memo

そこで使えるのが「grt memo」です。grt memoはブラウザ内に一時的にメモ帳を表示させます。
しかもこのメモ帳、注釈に「データを保証する物ではありませんので、重要なデータ・文章は別で利用してください」とは書いてあるものの、一度表示を切ってもタブを閉じるなどしない限りメモした内容が残ります。そのため一時的なメモとして優れています。
下図はDeepL翻訳した文章をメモ帳に貼り付けた様子。

ただこの拡張機能を追加させただけでは、直ぐにメモ帳を表示したり非表示にしたり切り替えるのがめんどうなので、grt memoにショートカットキーを設定します。

拡張機能にショートカットキーを設定するにはURLの欄に「chrome://extensions/shortcuts」と入力し、ショートカットキーの設定ページを開きます。grt memoにはショートカットキーが設定されてないため、使い勝手が良い任意のキーを設定します。

僕の場合はmemoの頭文字をとって「⌘+m」に設定しました。

あとは「⌘+m」を押してメモ帳を表示、もう一度「⌘+m」を押すか、どこか余白をクリックすることでメモ帳を非表示にできます。非表示にしてもメモの内容は保存されたまま消えません。

複合的に使う

この2つの拡張機能を追加したらあとは組み合わせて使えばokです。

① 翻訳したい文章をブラウザで開きます。
② 翻訳したい文章を選択し、DeepLのアイコンをクリックします。

③ 翻訳した文章をコピーして、ショートカットキーでメモ帳を表示させ貼り付けます。

④ メモ帳の文章を自分なりに要約し、ショートカットキーまたは余白をクリックしてメモ帳を非表示にします。
⑤ ②③④を繰り返し、自分なりにまとめていきます。

⑥ 最終的にメモ帳にまとめた文章を任意の場所に保存します。

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