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疼痛治療における言葉の重要さ


言葉は重要です。

たった1度の患者との接触は患者を永続的に苦しめるかもしれません。

言葉は重要(words matter)

疼痛に対して言葉は2つの能力を持ちます。

heal(癒し)とharm(危害)です。

言葉は時に患者の痛みを癒し、時に悪化させます。

easy to harm,hard to heal(傷付けるのは容易く、癒すのは難しい)と言われる事もあります。

言葉は患者の考えること、信念、感情を変えることができます。

現在では病理解剖学的な因子よりも心理的な因子の方が痛みに対して効果的な予測因子であるという研究が増えてきています。

しかし現在の痛みに対するほとんどのアプローチが病理解剖学に基づいています。

痛み研究と臨床が噛み合っていません。

セラピストは患者に症状を説明する時は大抵病理解剖学に基づいて説明します。

その時の言葉が患者の痛みを増大させ、永続化しているかもしれません。

不必要な恐怖や不安を煽る言葉は避けなければなりません。

変形、変位、不安定、硬い、歪み、弱い、損傷

この様な言葉はセラピストが考えているよりも患者は重く受け止めるかもしれません。

「あなたの腰部は弱いから傷つきやすい」と言われたら動くことに恐怖を感じるかもしれません。

反対にポジティブな情報は痛みを和らげることがあります。

時には患者に考えてもらう言葉も必要です。

「日によって痛みの強さが違うのは何故だと思いますか?捻挫を思い浮かべて見てください。日によって痛みが出たり消えたりすることはありません」

こうすることで、体に損傷がないと認識させることもできます。

あなたの体は健全だと伝えることができます。