解剖学

腸骨筋の起始停止・支配神経・作用【画像・動画】筋トレとストレッチ


腸骨筋と大腰筋、小腰筋を合わせて腸腰筋といいます。
大腰筋との大きな違いは腰椎に直接関与するか否かです。

腸骨筋(Iliacus)

起始

腸骨窩

停止

大腿骨小転子

支配神経

腰神経叢(L1~L5)、大腿神経

作用

股関節屈曲、外旋

臨床メモ

大腰筋と異なり腰椎に付着しないため作用も股関節運動のみとなります。疼痛誘発動作を用いる時、大腰筋であれば体幹運動でも疼痛が誘発され、腸骨筋では股関節運動でのみ疼痛誘発が生じます。
反対に大腰筋は腸骨に直接付着しないため、腸骨のアライメントに直接影響するのは腸骨筋です。立位では骨盤の前傾筋として作用します。
腸腰筋はスプリントでの股関節屈曲筋として大きく関与し、腸腰筋が大きく作用しない場合は
大腿直筋の肉離れのリスクとなります。

腸骨筋の筋トレ

仰臥位で足の甲にチューブを巻き、股関節を屈曲します。
60-90度の屈曲で主に腸骨筋が働きます。
この時腰椎が過伸展したり、屈曲しないように注意します。

腸骨筋のストレッチ

腸骨筋のストレッチでは立位からランジポジションになり、後脚の膝は地面に付きます。
後脚の膝の位置は動かさないまま、骨盤を中心に体幹を前方に移動します。
股関節の全面に伸張感を感じればストレッチできています。
この時骨盤が前傾すると腸骨筋がうまくストレッチされないため注意します。

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