治療法

腰痛に対する二ーリング(kneeling)の使い方


ここでは二ーリングの使い方を説明します。

急性腰痛にも慢性腰痛にも用いることができますが、負荷や求められる機能は高くないため、ハーフ二ーリングが容易にできるようになればプログレッションをしていった方がより良いと思われます。

toe sittingからの二ーリング(kneeling)

toe sittingは正座からつま先を立てた状態です(土下座から上半身を起こした姿勢)。

そしてそこから股関節、膝関節を伸展し、頭部から膝までの線が地面と垂直になったのが二ーリングです。

1種の二ーリングの使い方として、toe sittingからの二ーリングについて書いていきます。

toe sittingからの二ーリングは股関節をメインにしたドリルです。

正確には体幹部の屈曲伸展を起こらないように制御した状態での股関節運動を学びます。

腰痛運動で腰に痛みが生じる患者に使いやすいです。

このドリルでは股関節の機能回復を目指します。

よくある間違った股関節伸展パターンとして、腰痛が屈曲してしまったり、大腿前面を使って二ーリングポジションへ以降する様子が観察されます。

このドリルは股関節優位(ヒップドミナント)エクササイズなので、主に股関節伸筋(特に大殿筋)を用います。

そのために見本を見せたり、大殿筋のタッピングをしたり、キューイングを用いますが、患者によって理解し易い手段が異なるため様々な指導パターンが必要となります。

脊柱の屈曲を防ぐために棒を脊柱後面にあて、仙骨、th4、後頭骨を棒から離さないように動いてもらうこともできます。

このエクササイズは負荷が日常生活レベル以下です。

回数指定をする場合は10回と少ない回数よりも10×3セットなど高反復の方が効果が得られやすいです。(病理学的異常がある場合を除く)

しかしながら回数が多いと、数をこなすことが目的となるので最初は付きっきりでトレーニングをみる必要があります。

なぜ腰でなく股関節を使うのか?

単に股関節機能障害だからという訳ではありません。

腰痛患者は時に運動に恐怖心を持っています。

恐怖心の上での運動は痛みを強くするかも知れません。

運動したあとに腰痛が悪化すれば運動したくなくなります。

幸い運動は患部外でも鎮痛効果があります。

さらに股関節は腰に近いため患者に痛みなく動けたという自信に繋がります。

そのための股関節運動です。

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