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タイトハムは腰痛の原因になる?【ストレッチは意味ある?】


どうやらタイトハムと呼ばれるものが原因で腰痛になるといったデマが流れているようです。

デマというより正確には、昔はそう考えられていたけれど今はタイトハムが原因と考えられていないので、タイトハムが原因というのは現在は嘘になります。

ここではタイトハムが何か?とタイトハムの理論のどこに問題があるか、そして最近の腰痛の理論を書いていきます。

タイトハムとは

タイトハムとは、ハムストリングスという太ももの裏の筋肉がタイト(硬い状態)になっていることを指します。

まず一つ目としてこのタイトハムという言葉に問題があります。

タイトハムという言葉の問題点

タイトハムは専門用語のような顔をしていますが、専門用語ではありません。

専門用語っぽいのでより信じられてしまう原因になってしまいます。

というのも専門用語で硬いと示したい時、タイトは使わないのです。

論文検索をしても硬さをタイトと表現していることはほとんどありません。

なぜかというと、タイトにはどんな硬さか表現することができないからです。

ストレッチして硬いと触って硬いだと全く違う硬さですよね?

にもかかわらずタイト、と言われても意味がわからないので専門家は使いません。

むしろ使っていたら無能とまで言われることがあります。

専門用語ではスティッフネスかハードネスがよく使われます。

タイトハムが腰痛を起こす理論

すでに破綻している理論ですが、タイトハムがなぜ腰痛の原因になると言われているかを解説します。

ハムという筋肉は太ももの裏にある筋肉です。

骨盤からふくらはぎのところまで伸びている長い筋肉です

タイトハムが腰痛を起こす理論はこの筋肉が硬くなると、骨盤を後ろに倒し猫背になるから腰痛になる

という理論です。

一見納得できそうですね。

ではこれでなぜメカニズムに問題があるかを書いていきます。

問題点1、硬くなる?

このメカニズムではハムが硬くなると骨盤を後ろに倒すとしていますが、硬いと後ろに倒れるは関連しません。

あるとするならば、筋肉が短くなると骨盤が後ろに倒れるです。

硬くなったかどうかは関連ありません。

問題点2、骨盤を後ろに倒す?

少し難しい話ですが、ハムがたとえ短くなっても骨盤が後ろに倒れるとは言えません。

なぜなら、ハムは骨盤を後ろに倒す筋肉ではないからです。

ハムは太ももの裏にあるので骨盤の後ろにあると思われがちですが、実際は骨盤の下に付着します。

そのためハムが短くなっても骨盤は後ろに倒れません。

問題点3、骨盤の角度と腰痛

この理論の最大の問題は骨盤が後ろに倒れて猫背になることで腰痛が発生するとしているところです。

残念ながら骨盤が後ろに倒れるのと腰痛の関連はないというのが現在の医学の示すところです。

昔は姿勢と腰痛の関連は強く疑われていましたが現在では否定されています。

ということでタイトハムは腰痛の原因とは言えないのです

体の情報は日々アップデートしているのでこういう情報から早く抜け出すのが大切になりますね。

では次に最近の腰痛発生の理論を解説します。

骨格や筋肉には着目しない

特に慢性腰痛の場合骨格や筋肉の状態が腰痛に関与していない可能性が高いです。

筋肉の硬さと腰痛も関連が薄いのです。

となると何が腰痛に関連しているかが疑問になります。

最近の着目はもっぱら脳です。

損傷度合いと痛みは関連しない

痛みは脳で感じています。では、痛みが発生しているのはどこですか?

患部?

そうかもしれません。またはそうではないかもしれません。

慢性腰痛の場合、患部に損傷が見られないのがほとんど(9099%)です。

損傷と痛みが比例するのであれば慢性腰痛は痛みを感じないはずです。

ではなぜ慢性腰痛が痛みを感じるかというと

痛み感覚が脳で作られているか患部の刺激が痛みとして変換されたり増幅されているのです。

最近はこの要因をなくそうというのが最前線です。

エクササイズ

その中の1手段がエクササイズです。

動くことで患部に損傷がないと脳に伝えます。

痛みは体にとってのアラームなので異常がなければ発生する必要がなくアラームがならなくなります。

実際エクササイズは痛みに対して効果があります。

そして効果もほかの手段より長く持ちます。

心理的アプローチ

心理的な状態は脳に影響します。

その代表がストレスです。

ストレスがあると痛みを増幅します。

そのために心理面への対処が必要になります。

以前ストレスと腰痛の関連についてまとめたので詳しくはそちらをご覧ください。

http://exe-box.com/【チェックシートあり】腰痛の原因の一つはスト/

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