エビデンス

腰椎狭窄症による腰痛にリリカは効果ない【論文】


今回参考にする論文はこちらです。

Double-blind,randomized,controlled,crossover trial of pregabalin for neurogenic claudication

この論文の内容を要約するとこうなります。

リリカ(プレガバリン)は腰椎狭窄症に対する腰痛に効果を示さなかった

では詳しくみていきます。

リリカはよく使われる

リリカは帯状疱疹や脊髄損傷、線維筋痛症や糖尿病による神経痛による慢性痛の治療に効果があることが認められています。

狭窄症では認められてないものの、リリカはよく処方されています。

よく使われるリリカが本当に効果あるかをこの研究では調べられています。

腰椎狭窄症とは

腰椎狭窄症というのは脊柱(背骨)や椎間板(クッション)、筋肉や靭帯など背骨周りの変性によって、背骨の中の空洞が狭くなることを意味します。

腰からお尻、足にかけて、痛みや痺れを引き起こす可能性があります。

一般的には、立っている時や歩いている時に症状が強くなりやすいです。

猫背になっていると症状が弱まることが多いため、狭窄症の患者さんはしばしば丸まって歩いています。

なぜ狭くなるの?

背骨の中の空洞が狭くなるといいましたが、これは正常な老化で起こります。

狭窄されたからといって痛みがでるとは限りません。

痛みが強い場合は強い鎮痛剤やステロイドが使われます。

手術が多い

狭窄症は手術が適応されることが多く、60歳以上の背骨の手術では狭窄症が一般的です。

手術は成功しやすいですが数年後に痛みが戻ることがしばしばあります。

また、一部の狭窄症患者は手術適応外です。

薬で治そうという意図

手術の他に利用可能な治療は基本的に薬なので、薬を武器に治療する手段が拡大しています。

狭窄症に使われる薬の2/3は食品医薬品局で認められてないリリカの様な薬が使われていると推測されます。

結果は

ということで狭窄症の腰痛に対して、リリカとプラセボ(偽薬)で効果の差を観察したけれど、差がなかったと結果がでました。

これはリリカが痛みに効果がないことを意味しないので注意が必要です。

単に狭窄症に対する痛みにのみです。

また、薬はドクターに指示に従うのが基本なので自己判断で減らすなどしないようにお願いします。

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