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ハムストリングス筋の肉離れのリスクファクター


おそらく一般にハムの肉離れのリスクファクターは認識されていません。

それだけでなく、セラピストでもリスクファクターを把握していない様子も見られます。

ここではハムの肉離れのリスクファクターをまとめます。

ハム肉離れのリスクファクター

ハムの肉離れの約1/3が再発します。

スポーツ復帰後最初の2週間以内にハムの肉離れが再発するリスクが最も高くなります。

これは最適以下のレベルのパフォーマンスでスポーツに復帰しているか、早すぎるスポーツ復帰によるものと考えられています。

また、損傷を受けた筋の持続的な脆弱性、瘢痕組織による筋腱ユニットの伸張性低下、損傷による生体力学と運動パターンの適応変化が関与しています。

ハムの肉離れのリスクファクターはある程度特定されています。

 

修正不可能なリスクファクターには、高齢とハムストリング肉離れの既往があります。

以前にハムストリング損傷を受けた選手の再損傷のリスクは約2倍です。

修正可能なリスクファクターはハムストリングの筋力低下、疲労、ハムストリングのエキセントリック収縮力および大腿四頭筋のコンセントリック収縮力の不均衡、大腿四頭筋の柔軟性の低下、股関節屈筋の柔軟性の低下、骨盤筋と体幹筋の筋力と協調運動障害があります。

身長、体重、BMIはハムストリング肉離れ損傷の発生に影響しないことが示されています。

参考文献

Erickson LN,Sherry MA. Rehabilitation and return to sport after hamstring strain injury. J Sport Health Sci. 2017;6(3):262–270. doi:10.1016/j.jshs.2017.04.001