Blog

腰痛は何科に受診するのがベスト?【注意点もあり】


腰痛は何科に受診すれば良いか分からないという方が多いです。

この理由は単純で腰痛と専門としている科がかなりマイナーなのです。
科の名前を伝えても初めて聞いたという方が多いです。

では深堀していきます。

基本はペインクリニック科

ペインクリニック
聞いたことがあるでしょうか?
腰痛は急性と慢性がありますが、どちらもペインクリニック科です。整形外科でも良いですが、整形外科は慢性腰痛を専門としていません。(受診すれば診てもらえますが)

ペインクリニック科とは


ペインクリニック科は痛みを専門とした科です。
歴史的にみれば割と新しい科で知名度も高くありません。
整形外科に比べて多くはありません。

名前がカタカナなのも知名度を広げない要因の一つかもしれません。

もともと科というのは特定の疾患を専門としていることが多いのですが、それでは原因がよくわからないようなものや痛みに対しては専門的になれないのです。

その割に痛みで苦しんでいる人が多い。

ということでできた画期的な科です。

整形外科でも良い

 

腰痛は整形外科でも良いです。
ただし、整形外科の場合は注意しておいた方がよいこともあります。
整形外科は痛みの専門ではありません。
どちらかというと体の構造の障害を専門にする科です。
骨折や脱臼などですね。

特に慢性腰痛は構造に異常が見られない(レントゲン、MRIなどで)ものばかりなので整形外科の本来の専門ではないのです。

整形外科ではレントゲン→湿布?

こんな話をよく聞きます。整形外科に行ったけど、レントゲンをとられて、湿布を処方してもらっただけ。
これは全ての整形外科ではないのですが、しばしば見かける様子です。
但しこれは整形外科医が悪いというわけではありません。

慢性腰痛はもともと整形外科の専門範囲外です。
それでも慢性腰痛を持つ患者さんはどこに受診すれば良いか分からず大抵は整形外科に行きます。
例えるならば自転車が壊れたのに車屋さんに修理に持っていくような感覚です。
だから整形外科医を責めることはできません。
それでも受診者が多いので、慢性腰痛に詳しい先生もよく居ます。

マッサージ、牽引、湿布、電気の効果は?


整形にいくとマッサージ、牽引、湿布、電気治療を受けることが多いです。
これらは短期的で少ない効果しかないので治しにいく気持ちで受けるのであれば不適切です。

ペインクリニック科では何をされるの?

ペインクリニック科は場所にもよりますが様々な治療法があります。
心理療法、注射、理学療法、運動療法、徒手療法などがメジャーです。
慢性疼痛のメカニズムはまだ科学的にははっきり分かっていないですが、これらの治療法はマッサージやストレッチを受けるよりは統計的に効果的です。

世界的に注目されている治療法


現在世界的に注目されている治療はBPSモデルというのも元にされています。

ペインクリニックで心理療法(認知行動療法など)を行っているのもこのBPSが元になっています。
現在の疼痛のメカニズムからいえば、筋肉をゆるめるとか姿勢をよくするとか、そういったことに効果がほとんどないことが分かっています。

但しこのBPSに基づいた治療には問題があります。
それは時間がかかることです。
1回治療しようとしたときにかなりの時間を要するので適切に治療できずに終わってしまうことが大半です。
これは業界として問題視されています。
そのため現実的に考えると1セクションで十分な施術を受ける場合数万円くらいの費用をかけなければ受診できないでしょう。
それでも効果が著しく高いかと言われればそこまでではないのですし、確実性も低いため費用対効果から考えると受診する人がいるとは考えにくく、BPSに基づいて、しっかりと治療されているところは現状行われていることはほとんどありません。

接骨院は?

接骨院とペインクリニックの一番の違いは知識量です。
私自身接骨院で働いていた経験がありますが、しっかり勉強できていると感じたことがあるのは200人に1人くらいです。

例えばドクターは定期的に論文を読む会を開催していることが多いです。
接骨院の先生は論文を読むことができる人自体少ないです。
この時点で知識量に差ができます。
一度、接骨院の先生同士で論文を読み合う会を立ち上げようとしましたが、すぐ廃止されました。

接骨院を受診するメリットもあります。
それは比較的安価でマッサージや湿布以外の治療を受けることができることです。
これも場所に寄りますが、接骨院はいろんな治療を受けられます。
大半は徒手療法です。

整体院は?


案外知られていませんが整体院は接骨院と違い無資格です。
当たりはずれの多さでいえば整体が一番差があります。

また整体院の先生で医学論文を読める人はほとんど稀です。
私の場合は見たことがありません。
そのため情報源が怪しい施術をされることがあるので注意が必要です。

パーソナルジムは?


パーソナルトレーナーで腰痛治療をする場合があります。
無資格も多いですが、医療系国家資格持ちもしばしばみかけます。
運動療法は腰痛治療の中でも長い効果を持つのでパーソナルジムも選択肢としてはありです。
ただし注意点としては、治療の運動療法とスポーツや健康の運動は異なるので、ジムのトレーナーが治療のための運動療法をできるかが大切になります。
これは調べても書いてないので運要素になります。

まとめ


ということでペインクリニック科、整形外科、接骨院、パーソナルジムの順序で受診の優先順位として適切かと思います。
あとは状態によって優先される場所が変わります。

RELATED POST