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【長引く?】腓骨筋腱炎の対処法【歩けない?】


腓骨筋腱炎(ひこつきんけんえん)を解説していきます。

▶︎腓骨筋腱とは?

腓骨筋腱は足首の外側から足の下にかけて伸びている組織です。

腓骨筋というとふくらはぎの外側をイメージする方もいるかも知れませんが、それは筋肉の部分で、もう少し下の部分が腱になります。

そこが炎症を起こすのが腓骨筋腱炎です。

▶︎どこが痛くなるの?

腓骨筋腱で痛くなるのは足首の外側です。

足首の外側が痛くなる怪我は沢山あるので足首の外側が痛いからといって腓骨筋腱炎とは判断できません。注意が必要です。

特に足首の捻挫で靭帯を痛めた場合、靭帯と腓骨筋腱の場所が近いのでわかりづらいです。また捻挫で腓骨筋腱を傷めることもあります。

▶どれくらいで治るの?

腱炎は捻挫による靭帯損傷よりも回復までの期間を推測が難しいです。腓骨筋腱炎は捻挫時になることもありますが、オーバーユース(過剰使用)でもなります。

オーバーユースでなった場合その動作や競技を止めなければ治るのに長期間かかったり悪化するリスクもあります。

ひどい場合では腱が裂けることもあるので注意が必要です。

軽度であれば2週間程度で治ることもあります。適切なケアをしないと数か月治らないこともあるので、勇気のある対処(スポーツを中断するなど)も必要になります。

▶腓骨筋腱炎の原因

原因として考えられるものは大きく3つあります。

1、アライメント不良

偏平足やオーバープロネーションと言われるような足の形をしていると傷める可能性があります。

2、マルユース(誤使用)

使い方の問題で痛めます。荷重が外側に乗りすぎていて、さらに足首の動きの制動能力が落ちていると傷めるリスクがあります。

3、オーバーユース

過剰に使うことで痛める可能性があります。注意が必要なのは単に使い過ぎだけでは痛めません。その背景には上記のアライメント不良やマルユースが隠れているはずです。

▶セルフケア

自己管理は回復スピードに影響を与えるため適切な対処を覚えておく必要があります。

ここでは痛みが強い場合と普段できるケアの方法をまとめます。

痛みが強い場合

アイシング

アイシングは手段の一つとして使うことができます。但しアイシングには鎮痛効果しかなく、デメリットとして治るのが少し遅くなる可能性があります。これは回復過程の破壊→再生の破壊がアイシングによって妨げられるからです。

そのため推奨度はあまり高くありません。どうしても痛みが不快でしょうがないときは選択肢としてありです。

回復が遅れるのを防ぐためアイシングするとしても15分以内に抑えましょう。

また血流の阻害を防ぐためにアイシングしながら足趾をグーパーして血流の阻害を防ぐこともある程度できます

鎮痛剤(NSAIDs)

NSAIDs(エヌセイズ)と言われるタイプの鎮痛剤はよく使われます。代表的なものにはロキソニンがあります。

薬というと抵抗がある方もいるかもしれませんが、短期使用であれば問題はありません。

鎮痛剤を使う際のメリットは鎮痛だけでなく、リハビリをやりやすくなるため短期的な機能回復が早まります。

普段できるケア

マッサージ

悪化のリスクを抑えるのであれば患部(腓骨筋腱)をマッサージするのではなく、腓骨筋(ふくらはぎの外側)をマッサージすることをお勧めします。

温熱療法

単純に血流量を上げるためなら温熱療法は即効性があります。

カイロなどで温めても良いですし、薬局に売ってあるようなお灸をやるのもありです。特に高い温度を加えることでヒートショックプロテインという回復を促進するものが産生促進されます。

注意点としては急性期(痛めてから2日以内)に温熱療法をすると炎症が強くなり痛みが増加することがあるので注意が必要です。

運動療法

運動療法自体、鎮痛効果があるだけでなく、機能改善を早めてくれます。そのため運動療法は積極的に行ったほうが良いのですが、早期に患部に運動療法をすると悪化のリスクがあるので注意が必要です。

患部を動かすのにリスクがあるので、足のグーパー運動や股関節のエクササイズから始めたほうが良いです。