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医療従事者は英語が必須


医療従事者は英語が必須です。

その理由を説明していきます。

情報弱者にならないために必要

世界で一番使われている言語は中国語ですが、医学情報の9割は英語です。

1割は他の言語(中国語など)で、わずかに日本語の医学情報があります。

医学情報全体の中のほんの少しの情報だけを集めたところで、情報量なんてたかが知れてます。

しかも日本語にされるまでに1年以上かかることがほとんどです。

自分が知りたい情報を最新でさらに深く知ろうとするには英語は必須なのです。

この少ない情報量の日本語だけで情報を正しく判断することはできません。

日本語で出回っている全ての情報を集めたとしても英語の情報からみればほんの少しです。

実際英語で情報を集めていて有益だと思ったものが日本のサイトで調べると存在しないことはよくあります。

このサイトでも日本には存在しない(web上にない)情報はしばしば扱っています。

情報リテラシーのための英語

情報リテラシーを高めるには、情報を効率的かつ効果的に収集する必要があります。

日本語は情報が少なく、言語バイアス(言語による情報の偏り)があるため、日本語で情報収集するのは効果的とはいえません。

情報リテラシー不足の例を挙げます。

筋膜が流行った頃、日本語では「筋の膜」と間違った情報を広める人が多かったです。

医療従事者の中にも筋膜を筋の膜と誤解している人がかなりいます。

英語で調べていればこんなことにはなりません。

筋膜(fascia)の定義は学派によって様々ありますが、筋の膜と定義されたことがありません。

英語で調べなければまともに定義を知ることもできないのです。

そして筋膜のことを知らないのに筋膜リリースといわれる手技を使っている人が増えてしまいます。

医学論文でよく見かける英単語5

医学論文でよく見かける英単語を独断と偏見で5個選びました。

その5個の英単語の意味と覚え方を紹介します。

improve

意味は「改善する」です。

imは「中へ」や「その方向へ」という意味を持ち、proveは利益を意味するのでimproveで「改善する」となります。

例文(実際の論文から引用)をみてみます、

Patients with a high expectation of improvement had 58% higher risk to report an improvement at the fourth visit.

和訳:改善の期待が高い患者は、四回目の来院で改善を報告するリスクが58%高かった。

ここではimprove→improvementと、動詞から名詞に変えてます。

improvementも同様によく見かけます。

医学論文は改善度を検証するものが多いため、改善を意味するimproveはよく使われます。

increase

意味は「増加する」です。

inは「その方向」、creaseは「増加」を意味するためincreaseは「増加する」になります。

例文を紹介します。

Sleep loss increases the experience of pain.

和訳:睡眠不足は痛みの経験を増やします

suggest

suggestの意味は「提案する」や論文では「示唆する」という意味で使われます。

suggestは「示唆する」なのでshow「示す」よりも弱い表現です。

例えば論文上で結論が明らかでない時はsuggestを使い、確からしいときはshowが使われます。

似た単語ではprovedemonstrateが使われます。これらはshowよりも強い意味で使われます。

例文を見てみましょう。

Moderate to strong evidence suggests that exercise therapy and psychosocial interventions are effective for relieving pain and improving function for musculoskeletal pain.

和訳:中等度から強度のエビデンスは、運動療法および心理社会的介入が疼痛の緩和および筋骨格痛の機能改善に有効であることを示唆している。

term

termの意味は「期間」です。

論文上ではshort term(短期間)やlong term(長期間)がよく使われます。

例文をみてみます。

NSAIDs and opioids reduce pain in the short-term.

和訳:NSAIDsとオピオイドは短期的に痛みを軽減します。

effect

effectは効果を意味します。

似た単語にはaffect(影響する)があり、こちらもよく使われます。

例文をみます。

Exercise is considered an important component of effective chronic pain.

運動は効果的な慢性疼痛の重要な要素であると考えられている

この例文のconsider(考える)もよく使われる英単語です。

considercon(共に)+sider(星)から星を見る星占い考えるとなりました。

suggestの例にあるように英語で注意したいのはニュアンスの違いです。

suggest(示唆する)をshow(示す)と同じ意味で捉えるのはよくある間違いです。

日本語でもよく間違えられていますが、母国語でないとより間違いやすくなる可能性があります。