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膝の種子骨にはファベラとは別にシアメラ(Cyamella)がある


膝最大の種子骨は膝蓋骨(パテラ)だが、膝には他にも種子骨がみつかることがある。

その代表例には腓腹筋外側頭中に存在するファベラがあるが、ここではもう少しマイナーなCyamellaを紹介する。

種子骨Cyamella

種子骨の機能は腱の生理的な動きを促進することであるが、痛みを引き起こすこともある。

ほとんどの種子骨は下肢に位置する

胎児学的には、種子骨は一般に胎児により多くみられる。

骨格の成長と骨の成熟に伴い、多くの種子骨が癒合する。

膝窩筋腱は、典型的には大腿骨外側顆から始まり、その筋は、ヒラメ筋線より上の脛骨の後面に挿入される。

膝窩筋腱に存在する種子骨は、Cyamellaと呼ばれる。

Cyamellaは他の霊長類では一般的であるが、ヒトでは非常にまれであり、発生すると脛骨の外側顆と関節接合でき、腓骨頭のかなり近くに位置する。

Cyamellaの診断は、X線やMRIのような種々の画像診断法により確立できる。

画像はGiant cyamella: a rare sesamoid boneから引用

Cyamellaはまれであるため、その特徴を明らかにし、他の可能性のある診断を除外することは、特に臨床的意義がある。

膝外側痛の患者では、疼痛の原因としてのCyamellaの可能性を考慮しなければならない。

Cyamellaは基本的に病理学的意義をもたないが、Cyamellaに関連した疼痛が報告されている。

診断がまれであるため、シアメラの治療についてはコンセンサスが得られてない。