検査法

頚椎回旋機能検査(cervical rotation test)【動作分析】


頚椎の日常的な回旋運動パターンの動作分析です。

Active cervical rotation test(能動的頚椎回旋検査)

患者は座位または立位になります。
細かい指示なく、検者は患者に頚椎の回旋をしてもらいます。

動作分析ではこの時の顎の描く軌道に着目します。

頚椎代償性伸展パターンをもつ患者では頚椎の回旋時に、顎の挙上がみられます。
下位頚椎による代償パターンと、上位頚椎による代償パターン、それらの複合パターンがみられます。

人の頚椎は年齢と共に頚椎の伸展変位が大きくなる傾向にあるため年齢を重ねるにつれ、代償が生まれやすくなる可能性があります。

ただし、静的なアライメントと動作は完全に関連する訳ではないので、静的なアライメント検査によって頚椎が伸展傾向になくても、動作分析によって頚椎代償性伸展がみられるケースはよくあります。

Supine active cervical rotation test

このテストは通常立位(standing position)または座位(sitting position)の後に行われます。
患者は仰臥位になります。
この肢位から頚椎を自動回旋させます。
注意すべきは頚椎の回旋は回旋軸に合わせた回旋をすべきなので、頭部の転がり運動はせず、その場で回旋をするように指示します。

Supine position(仰臥位)での頚椎回旋は機能検査ではなく、可動域検査です。
もし立位(standing position)または座位(sitting position)で可動域に制限があり、仰臥位で制限がなくなれば運動制御の機能障害を示唆します。

Active cervical flexion rotation test(能動的頚椎屈曲回旋検査)

この検査はしばしば頚椎原生頭痛(cervicogenic headache)に用いられます。頚椎原生頭痛では頭痛側への可動域制限が確認されます。

ここでは頚椎原生頭痛ではなく上位頚椎の可動域検査として利用します。

Active cervical flexion rotation testは頚椎を完全屈曲した後、頚椎を回旋させるテストです。

この検査では主に上位頚椎の可動域を検査できます。
もしactive cervical flexion rotation testで可動域が正常で、Active cervical rotation testで可動域制限があれば下位頚椎の障害を疑います。

反対にctive cervical flexion rotation testで制限があれば上位頚椎の障害を疑います。

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