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慢性痛を減らす最もシンプルな対処法


経験は痛みを生み出します。より具体的には痛み経験は痛みを生み出すきっかけになり、痛みを増幅させる因子となります。

現在の標準的な慢性痛治療は残念ながら経験にフォーカスされることはほとんどありません。

過去の強い痛みに対処するのであれば認知行動療法が必要となるかもしれません。

ここで話していくのは、過去の大きな痛み経験ではなく、日常的な慢性痛です。

日常的な慢性痛は痛みを強くする?

痛みがあるという経験は、体に不具合があることを意識付けてしまいます。

痛み=損傷と勘違いしている人は、自身の体が何か病理学的異常を持っていると認知してしまいます。

慢性痛は日常的にその認知を増強させます。

ヒトは習慣的に自身の痛みを確認する行為がみられます。

例えば肉離れをした人は、どれくらい回復したかを確かめるために、軽い疼痛誘発動作を引き起こし、以前より良くなっている実感をします。

この行為自体が痛みによるROM制限から回復したり認知をより健全なものに変えていく手助けとなります。

しかしこの本能的なリハビリ行為は慢性痛に対しては悪影響を及ぼします。

通常、組織損傷であれば時間が痛みを解決してくれます。

慢性痛であれば、何度確認しても痛みは変わりません。

時には悪化し時には無症状を繰り返しますが、総合的には軽減されません。

通常どれだけ良くなったかの疼痛誘発動作による確認はいつしか

「今どれくらい悪いか」の確認に変わります。

毎日毎日、気がつけばどれだけ今悪いのかを確認します。

意識はどんどん強くなり、痛みの認知もより強くなります。

患者は毎日痛み経験を積み重ねていきます。

日常生活で痛みの話をしない

最もシンプルな対処は痛みの話をしないことです。

痛みについて考えないのもひとつの手です。

趣味を持つ人は肩こりの発症率が少ないです。

患者は何かにのめり込む必要があります。決して痛みにのめり込んではいけません。

もし日常的に痛みを口にするのが誰かの親であれば、子どもにも同じ苦しみを味合わせるかもしれません。

日常的な痛みの発言は自分を苦しめ、周りも苦しめます。

まずは痛みについて話さないことから始まります。

そして痛み以外に常に考えていられるほど何か趣味にのめり込むと症状は落ち着くかもしれません。

理想は「気づいたら慢性痛がなくなっていた」です。

それが認知が変化した瞬間です。

ストレッチは必ずしも良いとはいえない

慢性痛に対し、ストレッチはよく行われます。ストレッチは小さな効果を持ちますが、毎日毎日、気付いたらストレッチをしているようなら悪影響を及ぼしているかもしれません。

ストレッチの伸張感は不快感や痛みです。

ストレッチをするたび、患者は患部の(存在しない)異常さを実感します。

そして自分の体は悪いと思い込みます。

これが日常になっていたら体に良いはずもありません。

体の痛みを増強させます。

患者は痛みに過剰な意識を向けるべきではありません。

運動療法の中でもストレッチは不快感を引き起こしやすいため、あまり良い手段ではありません。

それにストレッチは神経外膜血管を損傷させます。短期的な悪影響はありませんが、長期、特に数年に渡るストレッチはリスクがないとは言えません。

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