治療法

上位頚椎の関節モビライゼーション【回旋】


上位頚椎、特に環軸関節の回旋可動域は高いです。

上位頚椎の回旋可動域はcervical flexion rotation testで確認することが出来ます。

環軸関節の関節モビライゼーション

患者は仰臥位になり、脱力します。

術者は患者の頭方に位置します。可動域制限側の反対の環椎後弓に、示指の中節骨でコンタクトします。示指以外は頭部を把持します。

環椎の後弓は後頭骨のすぐ下縁の深部に触れることができます。

患者の頚椎を対側に他動回旋させ、上位頚椎のみ伸展します。この時胸鎖乳突筋の走行が、正中線とほぼ平行になります。

患者に不安を与えないように操作手でない方の手を患者の頭部の下面にしっかりとコンタクトし、把持します。

可動域制限方向に術者は上腕内転筋郡の力を使い、環椎を回旋させます。

他動回旋の強さは患者が痛みを感じない範囲で、軽い軟部組織性の制限を感じるところにとどめます。

この手技を行う時は最初の頚椎伸展回旋を緩めないように注意します。

回旋と伸展により他の関節が動かないようにロックをしているため、伸展回旋が緩まると手技がうまくできなくなります。

環軸関節の関節モビライゼーションの効果性

環軸関節の関節モビライゼーションでは短期的に頚椎の可動域を向上させることができます。

環軸関節の関節モビライゼーションは刺激量が強くなりやすく、感受性の高い患者では揉み返しのような症状を起こす可能性があるため、刺激量に注意します。

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